2011年08月23日

痛みの記憶 親不知

 うちの家系は遺伝的に歯並びが悪いです。そのせいか、子どもの頃からやたらと歯医者にお世話になってきました。

 しかし、数年前に悪い歯を全部抜いて右奥上、右奥下、左奥上にブリッジを入れてから、すっかり楽になりました。やはり歯は、というより噛むことは重要だと思います。肩こりもそれからだいぶ楽になっんですよ。恐らくは歯をかばって変な噛み方をしていたのだと思います。

 で、歯を放っておくと大変なことになるというお話を一つ。

 これはブリッジを入れるよりかなり前の話になるのですが、ある時仕事中に左奥下の歯茎が痛くなってきたんです。

 それまでもそういう事が何度かありました。しかし放っておいたら自然に治っていたので、その時も取りあえずは放置しました。ところが腫れはどんどん酷くなり、数時間後にはじっとしていられない、眩暈がするほどの程の激痛になってしまいました。

 慌てて早退し、近くの歯医者へ直行。すぐにレントゲンを撮って、告げられた結果はこういうことでした。

 私の親不知はすべて横に生えています。奥から前の歯を押すような形になっていて、それによりできた歯茎の隙間から細菌が入り込んだのだと。(化膿した)そして、根本的に治さないと、またこういうことが繰り返されると。選択の余地はありませんでした。

 その日は消炎剤と抗生物質をもらって帰宅し、腫れが治まったところで親不知を抜くことに。

 そしてその施術当日、私は今までに経験したことがない痛みと戦うことになったのです。その親不知は大部分が歯茎の中に埋まっていますから、麻酔をかけてまずは歯茎を切開します。そこまでは大したことはなかったのです。麻酔が効いていますからね。

 しかし、歯茎をなにか道具で広げ、へらのような物で埋まっている親不知をこそぎだしたところで事態は一変しました。

 骨を伝わってくる痛みというんですかね。頭の中にグサッと突き刺さるような痛みが、親不知を取り除ききるまでずっと響き続けたんです。開始から終了まで二時間以上かかりまして、担当医さんも汗だく。途中で休憩を取るほどの大騒ぎとなりました。ああいう時に頑張れと言われるのは、きついですね。我慢はできますけど、痛みと戦う術はないですから。

 で、最後は歯茎を溶ける糸(?)の様なもので塞いで終了。痛さの痕跡として、握り締めていた私の手の平には八つの爪あとが青く、くっきりと残っていました。要は痣ですよね。私より随分若い歯科技工士さん(女性)に「よく頑張りましたね」とにっこりされて、ひたすらに赤面赤面でした。

 そんなわけで、数週間後にはすっかり治ったわけですが、芯がなくなった歯茎のぷにょぷにょを数ヶ月間、舌で充分楽しめたのが不幸中の幸いでしょうか。
 因みに、それ以降は段々と硬くなってきてしまいます。あのぷにょぷにょ感はなかなか味わえないですから、残念至極でした (;^_^A

 それほど痛かったので、以来私は親不知の抜歯に恐怖を抱き続けてきました。なにしろまだ三本残っているわけですから。

 ところがそんなことはありませんでした。何年かして、上に書かせていただいたブリッジの時に親不知を取り除いたのですが、その時はあっという間に終わってしまったのです。拍子抜けでした。たぶん、あの時の親不知は四本の中でも、一番の厄介者だったんでしょうね。

 そんなわけで皆さん、歯の痛みは自然治癒しませんからくれぐれも放置などしませんように。ちょっとでも痛んだら、とにかく歯医者へGO! ですよ~。
posted by omune at 01:47| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑感 | 更新情報をチェックする
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