2011年10月13日

YM君の叫び |)゚0゚(|

 これは夢のお話です。ただ、私が見た夢ではありません。

 その晩、高校の修学旅行で、我々は京都の旅館に宿泊しておりました。背が高くて眼鏡の演劇部TA君、薬学部志望の努力型KE君、無口で頭の良い秀才型ST君、タイガースファンのはにかみ屋AR君、ジャイアンツファンであるこの話の主役YM君、小田急沿線に住んでいる優しいIK君、将来このブログを始める事になる変わり者OM君が同部屋です。他にも何人か仲間がいたのですが、あれあれ? どうも、名前が思い出せません  ?c(゚.゚*)エート。。。


 私は中学も高校も修学旅行先が京都、奈良で、あまりと言えばあまりの仕打ちであったですとか、部屋ではやはり枕野球をやったですとか、廊下に正座の列が出来ていたですとかは、今は置いておきましょう (・x・ノ)ノ⌒ポイッ


 日程二日目だったその日はグループ行動となっており、数人ずつに分かれて大阪や京都を周遊したのです。勿論、勝手気ままというわけにはいかず、事前に担任に提出、承認を得た予定に従い、それぞれに目的を持って行動するわけです。表向きは、ですね。

 私達のグループで予定表の通り行動したのは、じゃんけんに負けた二人だけだったように記憶しています。他の勝利者たちは、それぞれ独自に考えてきた日程に沿って(?)街に散っていきました。

 私はたこ焼き、お好み焼き三昧コースに属しておりまして(?)「作り方がなってない」と店のおばちゃんに指導されつつ、ひたすらに舌鼓を打っておりました。

 YM君、AR君、ST君、KE君は、甲子園ですね。

 はい、甲子園です。タイガース主催のデーゲームです。確か相手はスワローズだったと思います。空いていて気楽に観られたそうですが、集合時間の関係で試合終了まで見届けられなかったのを相当に残念がっておりました。


 そんなこんなで夕食も済み、風呂にも入り、部屋での大騒動も終わって、我々数人は車座で一日の行動報告をしておりました。翌日は帰路につくわけですから最後の晩餐といいますか、残された時間が惜しくて相当に夜更かししたように記憶しております。

 そうこうしているうちに仲間は一人、また一人と脱落、つまり睡魔に連れ去られていきました。最後まで残ったのは確か私とTA君、KE君だったと思います。そこで、ついにそれは起こりました。

 すぐ脇で気持ち良さそうに眠っていたYM君が、突然布団を跳ね飛ばしながらがばっと起き上がったのです。

「ちょ、長野ー! 大丈夫かー!?」

 ぉお!!(゚ロ゚屮)屮  こ、こいつ、なに言ってんだ?

 YM君の叫び声に、私たちは呆気に取られるばかりでした。あ、因みに「長野」というのはジャイアンツの長野選手ですが、もちろん当時のジャイアンツに在籍しているはずはありません。今なら長野選手クラスだろうという意味で、ここにはその頃活躍していたジャイアンツの中心打者の名前が入ります。

 ただ、いきなり叫ばれた私たちは、その名前がジャイアンツ選手のそれであるとは理解できていませんでした。

「ね、ねえ? 長野って誰?」
 YM君は、明らかな寝ぼけ眼で私達の顔を見渡しました。
「巨人の長野に決まってるだろ……」
 その意識の半分は、未だ夢の世界にあるようです。現在の状況は、彼にとっても不思議なものであるのでしょう。
「巨人の? 巨人の長野がどうしたのさ?」
「いや、だって今の見ただろう? 長野の頭にデッドボール! 倒れちゃって救急車が来て……。大丈夫かな?」
 不安そうに尋ねられ、私たちは互いに顔を見合わせました。そして数秒後、一斉に大きな笑いが弾けました。そうです。夢の世界で、彼は球場に観戦に行っていたらしいのです。昼間、甲子園に行っていた事が、影響していたのかもしれませんね。

 私たちが大笑いするその横で、YM君は再び布団に横になり、夢の世界へ戻っていきました。

 他人様のものは勿論、己が見たものもひっくるめて、夢の話であれほど笑った事は後にも先にもありません。YM君、今でもジャイアンツファンを続けていますかねえ (^_^)
posted by omune at 01:48| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 雑感 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは!
思わず笑ってしまいました(^^)
とても微笑ましいです!

私の高校時代の友人にも似た話があります(笑)

一緒にディズニーランドに行った日に、たまたま友人宅に泊まらせてもらい、
私は漫画を読んで、夜更かししていたのです。

友人はぐっすり眠っていたのですが、
いきなり四つん這いになって、手を天井に向けて、
「ふふふ…シャンデリア…♪うふふふふ!」
と、笑い始めたのです。
そして、またドサッと倒れ爆睡していました。

「ホーンテッドマンション」の中に、大きなシャンデリアがあって興奮していたようなので、
その影響なんでしょうけれど、あまりに怖い言動で私は眠れませんでした。。

ちなみに、その日以前に泊まったときは「おだんご!うふふ♪」でした。
どちらも、本人に言っても信じてもらえませんでした。
Posted by Erika at 2011年10月13日 13:50
 Erika様、コメントありがとうございます。

 あははははっ! ご友人には申し訳ありませんが、そういうお話、大好物です。それも、ど真ん中のストライクでした (┌(。△。)┐))ワッハッハ

 突然に寝ぼけパフォーマンスを披露し、また夢の世界に戻っていくという YM君と似た行動パターンですねえ。いやあ、それにしてもツボです。

 コメントをいただいたおかげで、また夢にまつわるネタを思い出しました。例によって長くなりますので、近々記事で書かせていただきますね  φ(.. )メモシテオコウ
Posted by omune at 2011年10月14日 00:09
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