2013年02月03日

総鏡張り(?)

 2月1日、2日の深夜に『 日本テレビ×NHK 60番勝負 』なる番組が放送されておりました。日本でテレビ放送が開始されてから60周年、両局が様々な部門で対戦するという形で過去の番組や素材を振り返っていくという企画ですが、笑いあり説得力あり、迫力ありで最高でした。テレビの面白さ、存在の大きさを改めて実感した番組となりました。

 1日はNHKで、2日は日本テレビでそれぞれ生放送、また各パートごとにそれぞれの局が制作した映像が交互に流れておりました。番組の性質上、笑いを取ったり面白く見せるという部分に比重が置かれるのは当たり前ですが、個人的にはNHKが作ったものの方が圧倒的に上を行っていた様に思えました。日テレのものがつまらないというわけではないのですが、NHKの本気度、真面目度(内容が真面目というのではなく)の方が勝っていた印象です。

 少し感じた事なのですが、テレビがつまらなくなった、その存在が小さくなったとはよく言われる事ですし、まぎれもない事実だと思います。私はテレビというメディアが好きですしインプットの一部として手離せないでおりますが、それでも情報源としてはネットの利用の方が遥かに多くなっているのが現状です。

 つまらなくなった理由に作り手の問題があるのは事実だと思います。しかし、受け手側、つまり視聴者たちがそうしてしまったという部分もかなりあるのではないか。そんな事を感じた二日間でありました。陳腐な言い方ではありますが「社会を映す鏡」の一つなのだろうな、と。そうした流れはここにきてさらに激しさを増しているように思いますし、そういう意味で言うとテレビの先行きは暗いような気がします。

 しかしですね、だからと言ってその価値がなくなるわけではないだろうなと、今回の放送を見ていて思いました。で、一方通行で受け取った(悪く言えば受け取らされた)情報を取捨選択するメディアであるテレビですから、作り手としてやるべき事は一つしかないと思うのです。ジャンルを問わず、もっとどろどろとした、執念を感じる番組が多くなってくれればと思います。

 最後にこれはもうどうでもいい事なのですが、「テレビは社会を映す鏡である」という言葉をどこかで聞いた記憶があったのです。で、検索してみたのですが、「社会を映す鏡」のあまりの種類の多さに笑えてきてしまいました。映画であったり、子どもであったり、面白いところではデマメールなど、「鏡」とされている対象を追いかけていくだけでもうお腹いっぱいです。どれも社会のパーツの一つですから当たり前といえば当たり前なのかもしれませんけれど、書く側としては便利な表現なのでしょうね。え? 「お前もさっき書いとったろうが!」と、そうおっしゃる? うーん、うーん、覚えてないなあ……。


posted by omune at 23:29| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | テレビ、映画、ビデオ | 更新情報をチェックする
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