2015年08月28日

ベイスターズ雑感 一番と二番のお仕事 (20150828)

 良かった良かった。今日はやってくれましたね。ほっとしました。

エキサイトベースボール 『 8月28日(金) DeNA vs 広島

 序盤を無失点で切り抜け、こちらは出来るだけ早い回に先制点を奪う。一撃では終わらずに追加点を奪う。そういう点で言えば、今日の展開はこのところの試合とは一線を画すものでした。

 まずは三嶋でしょうか。序盤の三嶋は球数こそ多かったものの、初年度のあの輝きを思い出させてくれるようなピッチングを見せてくれました。え? 球数が多いならそれこそ初年度そっくりですって? はい、確かにその通り。けれど、それでもはまればこうして三振の山を築くのが三嶋なんですよね。ストレートも150まで出ていましたし、なによりあのズドンという擬音が似合いそうな勢いが感じられました。これでスライダーの制球がきっちりいけば、あの無双ピッチングがまた見られるかもしれません。

 いずれにせよ、彼が三回までしっかりと持ちこたえてくれたのが今日の第一の勝因だと思います。

 またいつもながら三嶋は打席でも闘志満々。三回に彼が放ったヒットは見事大量点のきっかけとなりました。四回のリードした打席でも相変わらずのフルスイングを披露してくれましたが、その是非はともかくとしてこうして投手が必死に塁に出ようとしてくれるのを見ているとなんだか嬉しくなります。

 ただ、上述の三回、後続打者のバントの見送りや内野安打などで全力疾走を続けてしまったのが響いたのでしょうか。続く四回表から突然様子がおかしくなりました。始めから苦しんではいたものの長所発揮の裏返しとも考える事ができた制球が、その枠を超えて乱れ始めてしまった感じです。五回も引き続き苦しい投球が続きましたが、最後はエルドレッドを結果オーライの三振で切って取って勝利投手の権利を手にしました。

 ベンチで今一つ納得が出来ていない様子の三嶋でしたが、数字的にも立派だったと思いますし、なによりストレートの凄みが増してきているのを嬉しく感じました。今日で五勝目、今年は無理でしょうが来シーズンこそは二桁勝利到達の三嶋完全復活を果たしてもらいたいところです。

 攻撃についてですが、今日は一番、二番打者が久しぶりに機能しました。特に(打つ方で)目立っていたのは下園です。思い切りの良い鋭いスイングを見せつつ、カウントが悪くなれば際どい所を見極め、ファールし、結果として三安打一四球の全打席出塁を果たしてくれました。

 また二番に入った柳田も(チャンスでの凡退はいただけなかったですが)第一打席、第二打席としっかり送りバントを決め、攻撃の円滑化に貢献しています。また2点差に迫られていた五回表、ノーアウト一、二塁の大ピンチで三遊間へのゴロにぎりぎり追いついて、迷わずサードバルディリスへ送球。ここでセカンドランナーを封殺出来た事は、その後の展開を考えても実に大きかった。そういう意味では今日の影のヒーローと言えるかもしれません。

 実際のところ下園の四回の出塁中、得点につながったのはただの一度です。また柳田の犠打二回のうち、得点に結びついたのは一回ですね。それでもこうして一、二番がその打順に求められる仕事をしてくれると、攻撃の雰囲気ががらりと変わるんですよね。それと二人合計で相手投手に投げさせた球数を比較したら、このところ数試合よりもかなり多くなるのではないでしょうか。ここまで一、二番を任せられてきた選手達には(非難するつもりではないけれど)そのあたりをよく考えてみて欲しいと願います。

 そうした脇役(?)達の頑張りを見事結果に結び付けてくれたのは筒香でした。いやあお見事でした。外角高めにきた半速球(本人コメントによればフォークらしい)を、筒香らしい強烈なライナーでライトスタンドに叩き込んでくれました。球場の大歓声、凄かったですねえ。

日刊スポーツ 『 筒香満弾「走者返す心に決めて打席立った」

 また貴重な追加点をたたき出してくれたロペスの一撃も、展開上実に大きいものでした。こちらは外角よりの速球を、やはりロペスらしいスイングで(悪く言えばドアスイング?)レフトスタンド最上段へ。高く高く上がった、実にホームランらしいホームランでした。

日刊スポーツ 『 3戦連発!DeNAロペス20号「満足している」

 ロペスはこれで三試合連続の20号です。うまくすると25本くらいまではいくかもしれないですね。

 さて、今日の結果を見ていると、やはり筒香の前にランナーを如何に溜めておくかは重要と感じます。その意味でも一番、二番(一番目、二番目の打者という意味ではなく、その仕事をこなせる打者)を担える打者を育てるのは急務でしょう。

 中畑監督はおっしゃいます。「私は死に体の選手を作りたくないのだ」と。けれど、考えてみるとですね、死に体になるかどうかは自分の仕事を見つけ、身に付けられるかどうかにかかっているわけです。周りが皆、それをはたし、自分が出来ないのであれば「死に体」になっていくのは仕方がありません。今であれば(勿論、適性があればですが)一番、二番打者なんて事実上の空席なわけですよ。ここを狙わない手はありません。

 本来、一軍、二軍、レギュラー、控えはそうやって決まっていくものでしょう。が、そう考えてみると中畑監督は実に辛抱強く、様々な選手にチャンスを与え、粘り強く育成を続けてくれていると思います。今の勝利を手にするためにベストな手段かどうかは分かりませんが、良くも悪くも優しい監督なのかもしれないですね。ただ、それが本当の競争なのかという点では……、うーん、なんとも言えません(汗)



8/29追記
 オフィシャルサイトによりますと、林の左肘クリーニング手術が無事に終了したそうです。なによりですね。来シーズンに元気な姿を見せてもらえるのを楽しみにしています。

オフィシャルサイト 『 林昌範選手の手術について




posted by omune at 23:00| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 野球、スポーツ | 更新情報をチェックする
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