2015年08月30日

ベイスターズ雑感 結局オフの調整、キャンプに失敗したという事では? (20150829)

 ああ、いや、なんというかきつかったですねえ。

エキサイトベースボール 『 8月29日(土) DeNA vs 広島

 勝てた試合ですし、勝たなければいけませんでした。順位? いえいえ違います。チームというよりも、若い砂田のために勝たなければならない試合だったのでは? それほどまでに素晴らしい、闘志あふれるピッチングだったと思いますよ。

 確かにランナーは出すんです。一回には(チームの勝敗パターンから言って)絶対にやってはいけない先取点も取られてしまいました。しかし要所要所、特にピンチを迎えた時の内容には目を見張るものがありました。

 三回の一死二、三塁のピンチではエルドレッド相手にファールでカウントを稼ぎ、最後は内角へズバッとストレートを決めて空振り三振。続く新井さんは外角からぎりぎりに入っていく変化球でストライク、次は内角に行ってファールさせます。一球外角際どい所で目線を引っ張っておいて最後は真ん中から内角へ、ストライクからボールに落ちていくスライダーで見事に空振り三振を奪いました。まるで奪三振の教科書を見ているような圧巻のピッチングでした。

 砂田は五回にも無死二塁のピンチを迎えますが、菊池を(3B0Sからカウントを整えた末)今度は外角から入っていくスライダーで見逃し三振、鈴木には低めの変化球を打たせて(某サイトによるとシンカーとなっています)一邪飛とまたも驚異的な踏ん張りを見せます。この時点では一点リードの状況になっていましたので、ここを抑えれば一気に勝ちムードが高まるだろうと期待が高まります。

 しかし! しかしなのですよ、ここで遂に出てしまいました。昨日はチームを救うファインプレーを見せてくれた柳田がまさかの落球。

 打った瞬間はおそらくバルディリスの真上くらいだったんでしょうねえ。それが例によって少しファースト側にずれていったのだと思います。柳田もバルディリスも途中まで明らかにサードボールだと判断している様子でした。おそらくこの時点では、双方の意思は合致していたんでしょうね。

 ところがボールが落下してくる途中で(おそらくは落下し始めたあたりでしょうか)バルディリスは落下点がずれていっている事に気が付いたみたいです。その方角を見ると、そこには柳田の姿が――

 柳田の方もボールが自分の上に来つつあるのは認識していたでしょう。しかし、一度バルディリスボールという事で双方納得していたからでしょうか。多少のずれでしたらそのままバルディリスが処理すると判断したのかもしれません。そうだとしたら、このまま自分がその位置にいれば捕球の邪魔になってしまいます。と、いう事で、一度、二度とボールから目を離しバルディリスの様子を確認したのではないでしょうか。

 ところがバルディリスはバルディリスで柳田の様子をうかがいます。だって、ボールは彼の上空にあるのですから。お互いに相手が捕る流れだと先入観にとらわれた結果、直後に二人ともの大慌てとなりました。

 いや本当に映画の一場面みたいでした。「えー? 捕らんのかい!?」という柳田心の叫びが「捕らんのかい?、捕らんのかい?、捕らんのかい?」というエコー付きで聞こえてきそうでしたものね。

 ボールが目の前に迫った段階で柳田は慌ててグラブを持ち上げました。結果、伸びきった腕は柔軟さをすっかり失い、跳ねたボールが無情にもグラウンドへ落ちていきました。

 これがこの試合の全てだったように思います。結果的に落球したのは柳田ですが、問題の根本は連携にあります。柳田はずっと下にいた選手ですから、そのあたりを相互に追い込み、確認しきれていなかった可能性はあるでしょう。ただ、あまりにもこれが出た場面が痛かった。

 今回に限らず、今シーズンは(捕手も含めて)バックが投手たちの頑張りを台無しにするケースが目立ちます。ベイスターズの問題点は投手にあるというような指摘はよく見、耳にするところですが、だからこそ守備は他球団よりも上のレベルへと進み、維持していく必要があるでしょう。そして、いつも書く事ですが、これはシーズン中にちょこちょこと修正できることではないと思います。

 故障者の多さも含め投、打、守すべてにおいて秋からの調整、キャンプに失敗したシーズンである事を選手もコーチも監督も球団首脳も皆が皆、認める時だと(私には)思えます。よく解説者さんがベイスターズキャンプの話になると微妙な表情をされるじゃないですか。少なくとも「ベイスターズのキャンプは凄かった」という声はもう何年も聞こえてきません。

 で、ただ認めるだけでは意味がないわけで、来シーズン同じ轍を踏まないためにはどうすれば良いのかを今から(コーチの布陣、キャンプの日程などにも関わるでしょうから、そうでなかれば間に合わない)徹底的に検討して欲しいと願います。

 これだけ負けるとどんでん返しの可能性もあるかもしれませんが、上述の様な反省、改善を真剣に検討していくならば早期の監督続投は決して意味のない事ではないでしょう。ただ、これとて「ただ早く決めた」というだけでは意味がない。それだけの思惑、戦略が球団にあったのだと信じたいところですが……。

 え? 山崎康ですか? うーん、それは打たれる時だってあるでしょう。今後、抑えを続けていくならば、我々も何度となくこういうシーンを目にする事になるでしょうし、これが優勝やCS争いの真っただ中ではなかっただけでも良しとすべきではないでしょうか。あの山崎康の事ですから、これを逆に糧としてより一層、大きくなっていってくれるでしょう。

 ただ、回跨ぎはどうなのかなあという気はします。今日の試合結果がどうであったにせよ、連投で回跨ぎをさせた以上、明日の登板は無理でしょう。一つの負けを次の試合の負けに繋げてしまう要素(今日で言えば山崎への過負荷)は一つでも減らしておいた方が良かった気がします。

 でも、もしかしたらそれを承知の上で監督は勝ちたかったのかもしれませんねえ。そしてその何割かはミスしてしまった柳田の為だったのかも。致命的なプレーではありましたが、最終的にチームが勝てば救われるじゃないですか。それがあれだけ悔しがった柳田への監督の思いやりだったのではないか、というのは物語チックすぎますかね。

日刊スポーツ 『 山崎康が勝ち越し打浴びる

スポーツ報知 『 延長戦11連敗…守護神・山崎康3敗目 』 

 うーん、監督……、それは……、それはどうなんだろうなあ。山崎康、打たれた後、悔しそうに吠えてましたよ……。




posted by omune at 00:26| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 野球、スポーツ | 更新情報をチェックする
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