2016年03月22日

ベイスターズ雑感 オープン戦のチーム成績で数字遊び (20160322)

 オープン戦も昨日ですべて終わりましたが、我がベイスターズは15試合で4勝9敗2分、バファローズ、ドラゴンズと並んで最下位(10位)という結果に終わりました。皆様の目にはこの順位、戦いぶりはどの様に映りましたでしょうか?

 報道されるコメントによれば、監督は順位についてあまり気にしていない様子です。

日刊スポーツ 『 ラミレス監督OP戦最下位も手応えだけ強調

 なんだか悪意のある見出しですが(苦笑) まあそれでも投手陣は初めから最後まで期待以上の結果を残してくれましたし、ラスト2試合では攻撃陣も調子を上げてきてくれました。先のことは分かりませんが、現時点においてはそこそこ戦えそうな手応えを感じられている方も多いのではないでしょうか。

 確かにオープン戦の勝敗は非公式なものですし、ここでいくら勝ってもシーズンにそれを持ちこめなければ何の意味もありません。しかし、内容についてはそうではありませんよね。練習でできない事が本番でできるわけはないのですから。そういう意味でやはりこの時期の試合は、シーズンを戦っていくうえで大きな意味を持っていると思います。

 で、チーム状況の詳細について『何をテストしたかったか、実際にどうだったか、改善されたのはどこなのか、問題を残しているのはどこなのか』それらは(ファンにとっては)試合を観戦して確かめるしかないわけですが、チームの投打成績という数字にもいくらかでも現れてきている可能性があります。そこでここ数年のオープン戦チーム成績を簡単にまとめてみました。

 ちなみに2011年については東日本大震災の影響でオープン戦の試合数が極端に少なくなっています。ので、敢えて集計からは外しています。それでは、さっそく集計結果をご覧ください――



☆☆☆ ベイスターズ、オープン戦チーム打撃成績 ☆☆☆

2016年:15試合:4勝9敗2分:AV.266
496打数、41得点、132安打、二塁打19、三塁打2、本塁打7、三振89、四死球31、犠打飛11、盗塁9


2015年:15試合:8勝4敗3分:AV.257
486打数、62得点、125安打、二塁打25、三塁打3、本塁打13、三振107、四死球47、犠打飛19、盗塁7

2014年:16試合:6勝8敗2分:AV.256
532打数、64得点、136安打、二塁打20、三塁打2、本塁打11、三振109、四死球58、犠打飛15、盗塁9

2013年:19試合:9勝9敗1分:AV.253
628打数、81得点、159安打、二塁打24、三塁打6、本塁打18、三振109、四死球66、犠打飛12、盗塁10

2012年:17試合:11勝6敗0分:AV.213
536打数、42得点、114安打、二塁打18、三塁打2、本塁打3、三振98、四死球39、犠打飛10、盗塁23

2010年:15試合:4勝9敗2分:AV.252
485打数、51得点、122安打、二塁打28、三塁打1、本塁打14、三振86、四死球45、犠打飛12、盗塁14



☆☆☆ ベイスターズ、オープン戦チーム投手成績 ☆☆☆

2016年:15試合:防御率2.17
128.2回、被安打111、被本塁打2、与四死38、奪三振91、暴投1、ボーク1、失点35、自責点31
捕逸0、失策総数5


2015年:15試合:防御率2.49
134回、被安打124、被本塁打6、与四死40、奪三振112、暴投5、ボーク1、失点42、自責点37
捕逸0、失策総数9

2014年:16試合:防御率4.01
139回、被安打149、被本塁打11、与四死64、奪三振95、暴投5、ボーク1、失点76、自責点62
捕逸3、失策総数11

2013年:19試合:防御率4.18
165.2回、被安打171、被本塁打12、与四死72、奪三振109、暴投6、ボーク1、失点88、自責点77
捕逸2、失策総数19

2012年:17試合:防御率1.91
151回、被安打111、被本塁打6、与四死44、奪三振82、暴投4、ボーク0、失点34、自責点32
捕逸0、失策総数8

2010年:15試合:防御率4.26
129回、被安打139、被本塁打19、与四死40、奪三振95、暴投?、ボーク?、失点70、自責点61
捕逸?、失策総数?



 以上です。2010年のチーム暴投数他「?」となっている部分は調査が及びませんでした。申し訳ありません。

 まず打撃に関してですが、こうして見ると今年はここ数年で最も打率が高く、その反面で得点も最少だったのが分かります(一試合平均得点では2012年の方が低い)

 ただ、これについては以前書かせていた来ました通り、ランナーがこれだけ出ているならそれほど心配ないようにも思います。

過去記事 『 異常な低得点効率で数字遊び 』(得点力不足についての個人的見解)

 実際、ラスト二試合においては11安打で5点、8安打で8点となかなかの効率を見せてくれました。この勢いを是非とも開幕カードに持ち込んでもらいたいものですが、ジョンソン、黒田、福井との対戦が予想されますから悪くすると打線が沈黙してしまう可能性もあるでしょう。

 万が一そうなってしまったとしても(今回の件で確認出来た通り)いずれまた得点力が回復するのははっきりしています。ただ、今回の様にそれまでひと月もかかってしまってはシーズン成績(勝敗)に大きな影響が出てしまうのは避けられません。いかに早くこうした低調期から抜け出していくのか、それはシーズンに向けての大きな課題と言えるでしょう。

 それとあれですね、四死球も三振数も減っているのは、それだけ早いカウントから振っていっていたという事でしょうか。そのあたりがシーズンに入ってどう変化していくのか、それともやはり早いカウントから好球必打で振っていくのか、そのあたりにも(個人的には)興味があります。
 

 一方、投手陣の方は数字上でも非常に素晴らしい結果を残してくれています。防御率はここ数年で上から二番目ですし、被本塁打、与四死球はベストの数字となっています(奪三振も減っていますが、これについては気にする事ではないでしょう)

 ベストと言えば特筆すべきなのが暴投+捕逸の数字です。合計で1というのはここ数年では図抜けています。戸柱の加入も大きいかもしれませんが、他の三人の捕手と合わせてもこの数字なのですから明らかにチームとして改善されていると言えそうです。それが光山コーチの手腕によるものだとしたらありがたい限りですし、ベイスターズ捕手陣の将来にも大いに期待を持てそうですね。

 もう一つは被本塁打について。オープン戦でベイスターズが放った本塁打は(15試合で)7本。かなり少ない感もありますが、打たれた本塁打に目を向けるとこれがわずか2本のみ。

 これ、たまたまなんでしょうか? それともベイスターズ投手陣が好調だったからでしょうか? はたまた明らかに増加している内角への配球が成功しているのでしょうか? 皆様の分析結果は如何ですか? 


 さて、上述の様にバッテリーエラーが減少している状況にあって新人ながら最も長くマスクを被った戸柱ですが(山口の登板回避に合わせて?)既に開幕戦でのスタメンが内定している様です。

日刊スポーツ 『 戸柱 セでは阿部以来、新人捕手開幕先発

 いや、まさしく(あくまでも個人的見解ですが)圧倒的な勝利でしたね。プレー(送球、キャッチング)もそうですし、映像観戦している限りでは投手のコントロール能力もありそうに思えます。たとえば投手への声がけですとかゼスチャーですとか、とても一年目の新人捕手とは思えません。と言っても彼、年齢で言えば高城や嶺井より上なんですよね。


ベイスターズ捕手陣の年齢表(誕生月)
黒羽根 28歳(6月生まれ)
西森 28歳(12月生まれ)
戸柱 25歳(4月生まれ)
嶺井 24歳(6月生まれ)
高城 22歳(5月生まれ)
亀井 19歳(2月生まれ)
網谷 18歳(10月生まれ)


 あああ、みんな若くて羨ましいなあ……(遠い目) 

 ……はっ、いかんいかん。つい若かりし日々に思いを馳せてしまいました。まあ、それはそれとして戸柱の立場になってみれば、年齢から言っても一年目からが勝負なのは確か。確かなのですが、実際にこうして開幕スタメンを勝ち取ったのは本当に大したものだと思います。


 話をチーム成績に戻しますが、もう一つの注目ポイントが(これもあくまで個人的見解)チーム失策総数です。これがまた昨年の半分、ここ数年でのベスト値と大幅な改善を見せています。あ、勿論失策という記録が決して当てにならない事は重々承知しているのですが、実際に観戦していても(映像ね)昨年に比べれば守備力が向上している様に感じます。そして若手野手陣の次から次への台頭、成長がその改善に大きく貢献しているのは間違いないでしょう。


 そんなわけで、勝敗だけで言えば決して芳しい結果ではなかったものの、昨年の課題点の改善、成績の相対的比較、シーズンに向けての準備という視点では、なかなかに実りあるものだったのではないか。なによりも同じ勝率だった2010年とは内容が違う、個人的にはそんな結論に達しました。あとはこれがシーズンに活かされ(言うまでもありませんが良い方向で)我々ファンを喜ばせてくれるのを祈るばかりです。さあ、あと三日ですね皆さん。




posted by omune at 19:53| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 野球、スポーツ | 更新情報をチェックする
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