2016年04月01日

ベイスターズ雑感 歓喜のサヨナラ勝ちの陰に井納の熱投あり (20160401)

 いや、勝ちましたねえ。しかも劇的なサヨナラ勝利です。

日刊スポーツ 『 DeNA 対 阪神

 7回までは能見にいいようにやられまくってわずか一安打、8回にようやく掴んだチャンスも頼みのロペスが打ち上げてしまって得点できず。この時点で正直完封負けを覚悟していました。次の回、筒香と真っ向勝負はしてくれないだろうと思いましたし、加えて今日の筒香は昨年得意としていた能見に今一つタイミングが合っていないようでしたから。

 しかし8回にチャンスを作った事で球数も増えてきていたからでしょうか、遂に来たんですよ、すうっと外角寄り高めに甘い球が。それを筒香らしく引き付けて叩くと、打球はセンター左へぐんぐん伸びてスタンド到達。実に筒香らしいホームランでしたし、ようやく来た甘い球を見逃さないところに改めてその凄さを感じました。

 続くロマックは倒れたものの(ほんと頼むよ)途中出場の山下幸がうまく合わせてセンター前へ。このあたりから能見の様子がどうもおかしくなってきました。桑原に対してもコントロールが定まらず、ボール先行で四球となります。

 ここまでその球数は127球。球も上ずりだしていましたし、さすがに投手交替となりました。タイガースは昨日の延長で投手陣が相当に消耗しており、なによりマテオが3イニング投げているという事で、登場したのは右の歳内でした。

 これによってベイスターズ側は柳田に代打下園を起用します。これが見事に当たりました。初球、インコースの変化球を空振りした後、外角高めに入ってきた球を逆らわずに左中間へ。打球は前進守備の外野をあざ笑うかのようにバウンドしフェンスまで到達、歓喜のサヨナラ勝ちとなりました。

サンスポ 『 筒香、2夜連続の同点アーチ!最後は下園がサヨナラ打!

 いやあ、9回裏開始までは負けを覚悟していただけに、それに加えて熱投してくれた井納の負けが消えて本当に嬉しかった。

 そう、この試合、同点ホームランの筒香、サヨナラヒットの下園がもてはやされるのは当然なのですが、そこに至る過程で8回を1点に抑えた井納を讃えないわけにはいきません。

 今日の井納はストレートが140キロ台後半で安定し、変化球の切れも素晴らしいものでした。それでも4回、不調の鳥谷に四球を出してしまった事が災いし1点を失います。しかし全く援護点が入らない状況に切れる事なく、追加点を許さぬままイニングを消費していきました。

 最終的には8回を被安打4、与四死球3、奪三振4、失点1という見事なピッチング。しかも8回、自らに打席が回る状況においてベンチでヘルメットを被り、バットを手にする気迫を見せてくれました。

 タイガース同様、ベイスターズも昨日は延長戦を戦い、三上、山崎康は連投となっています。また他のリリーフ達も酷使が続いており、井納はそれも踏まえて自分一人で投げ切ってやると考えていたのではないでしょうか。幸か不幸か先頭の桑村が出塁した事で代打柳田となりましたが、その意気やよしです。

 そんな井納の好投が報われる形になって本当に良かった。ベンチもきっと、勝ち投手同様の評価をしてくれているのではないでしょうか。

 一方、白崎、ロペス、ロマックの打撃不振は相変わらず深刻ですね。白崎は基本何でも振ってしまう(特に外角低めを無理して振るのが目立つ)様に見えますし、ロペスは非常に強引です。そしてロマックは相変わらず、内角球を投げられると簡単にのけぞってしまいます。

 それでもロペスについては不調の範囲内のように見えますし、その実績から考えてもじきに打率を上げてきてくれるでしょう。また、白崎については守備での貢献が馬鹿にできません。しかし、ロマックはどうですかねえ。少なくとも、現在の状態での5番はちょっと荷が重いような気がします。

 現在の攻撃を見ていると安打はそこそこ出るものの、どうも1番、3番、5番の不調が響いている様に見えます。筒香、荒波、それに下位打線が頑張っているだけに、そこで分断されてしまうのが非常に痛い。対戦が一回りするあたりを目安に、状況が変わらない様であれば打線の組み替え、ロマックの休養を検討しても良いのではないでしょうか。今日は勝つ事ができましたが、この攻撃力では頑張っている投手陣が可哀想すぎますから。

 ただ、まああれですね。今日の勝ちがきっかけになって、こうした選手達の調子も上がってくるかもしれないですね。そこに一縷の望みをかけて、明日の連勝を願いたいと思います。


 それと、試合からは離れますが、ファイターズから移籍の藤岡が記者会見を行ったとか。

日刊スポーツ 『 移籍の藤岡会見「いいきっかけに」背番68

 手薄なリリーフ陣を固める意味でも、一日も早い一軍昇格が期待されます。また、このところリリーフとしてイースタンで投げている熊原は、復帰戦でいきなり自己ベストの154キロを出してみせたとか。現状を考えると、彼もリリーフでの一軍復帰が濃厚ですかね。二人の大活躍を心から祈ります。




posted by omune at 22:09| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 野球、スポーツ | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いつも楽しく拝見しております。昨夜の試合はまさに圧巻の投手戦でした。能見は球に力があり、コントロールも抜群で、手も足も出ないという表現がぴったりの2016年バージョンアップ型でしたが、井納も負けてはいませんでしたね。また、須田も井納の気迫が受け継がれたような魂のピッチングを見せてくれました。接戦における中継ぎの心構えの手本として長田、平田、福地あたりには是非見習って欲しいところです。最後の筒香はさすがでしたが、欲を言えばゲームの早い回でもっと活躍してもらいたいですね。ロマックですが、NPBの多彩な変化球投手の対応が出来ず、打撃フォームが完全に崩れており重症なのは誰が見ても明白なのに、外さないのはチームの士気に影響するので、首脳陣にはもっと真面目に考えろと言いたいです。乙坂と入れ替えでいいのではないでしょうか?
Posted by ポン at 2016年04月02日 11:09
 ポン様、こんばんは。仕事の関係で返信が遅くなってしまいました。申し訳ありません。

 昨日の試合は本当に気持ち良かったですね。記事では触れませんでしたが、おっしゃる通り須田のピッチングも気迫を感じさせられました。

 このところの須田は、本当に頼もしい。何年か前の涙のヒロイン以来、個人的に思い入れを持つようになりましたが、これから「究極の何でも屋」としてますます飛躍していってもらいたいです。

 で、昨日の試合、贅沢を言えば、試合時間と比較して喜んでいられる時間があまりにも短かったですね(苦笑) 9回表まで『やきもき』『じりじり』で、9回裏だけが『いけいけ』でしたから。

 で、今日はその『じりじり』だけで終わってしまう結果となりました。序盤、岩貞を崩せるチャンスが充分にあっただけに悔しさも倍増です。明日こそは打線が爆発して今季初めての圧勝を見せてもらいたいものです。たまにはそういうのもないと血圧がやばいですし(汗) ただ、現状を見る限りそれもなかなか難しそう。さてさてどうなりますか。

 ロマックについては本日の記事でグチグチと書かせていただきましたので、よろしければお目通しください。

 そうですよね、とにかく今の打撃はおそらく、彼本来のものではないと思います。それを取り戻させるために敢えて二軍に落とす、あるいはスタメンから外すのが良いのか、それとももう少し我慢すべきなのか。

 そのあたりは我々が判断すべき事ではないでしょうが、いずれにしても現在のままでは筒香にかかる負担が半端なさすぎますよね。

 チームとしては今は筒香の前にランナーをどれくらい出せるか、あるいは試合終了までに筒香に一打席でも多く回す事を徹底的に意識し、実践していくべきだと考えます。

 強いチームの姿としては良くないのかもしれませんが、現状を考えるにそれが得点力を上げる手っ取り早い方法だと思うんです。

 いずれにしろ、このままでは先発投手たちが可哀想すぎます。一日でも早く、得点力の向上を目指して欲しいところですよね。



Posted by 大宗 at 2016年04月03日 00:11
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