2016年07月21日

ベイスターズ雑感 熊原プロ入り初勝利、そして筒香の圧倒的な弾丸ライナー (20160720)

 中盤までは1点を争う試合となりましたが、8回の大量点で一気に勝負を決める事が出来ました。

日刊スポーツ 『 ヤクルト 対 DeNA

 本当は6回、梶谷のファールがあと数メートル中に入ってきていれば決定打になっていたでしょうし、逆に言えばあそこでエリアン、梶谷に一本ヒットが欲しかったところではありました。しかし、その二人とも千載一遇のチャンスとなった8回にはきっちり仕事をしてみせてくれました。試合を決定づける意味でも、筒香に回す意味でも、二本それぞれに価値あるタイムリーになりました。


 そのなかでよく粘った先発の熊原が、プロ入り初勝利をあげました。いや、やりましたねー。素人目には球威、コントロールとも前回登板時の方が良かった様に見えましたが、1点を争う展開のなかでどんどん立ち向かっていったのが自らの勝利に結びつきましたねえ。

 高城もあまりシビアなコース要求をせず荒れ球を活かそうとするリードに見えましたが、その反面で徹底的に低目に投げ切ろうとしていたのが印象的でした。

サンスポ 『 熊原がプロ初勝利「1勝するのは大変だ」

デイリー 『 熊原がMAX147キロで2失点の好投


 打つ方ではやはり筒香になるでしょう。1本目は内角高めを突こうとした球がシュートして中に入ってきましたが、これを見事にライトスタンド中段へ叩き込みました。中断ではあるのですが、上がった打球の高さが尋常ではありません。本当に打ち上げ花火の様な一発でした。

日刊スポーツ 『 筒香25号「クマが最少失点で粘っていた」

 で、圧巻だったのが二本目。今度は外角低めへ外そうとしたスライダー(?)が内角高めに逸れてきましたが、これにヘッドを真っ直ぐぶつけていったという感じです。打球は昨日のそれに勝るとも劣らないライナーとなってライトポール際前列に飛び込んでいきました。

 その後、ロペスの打席を経て、倉本がヒットを放つあたりまでずっとスタンドがどよめいていました。こういう球場の雰囲気は(少なくとも私が見ている限りでは)本当に久しぶりに味わった気がします(映像ですけどね)

スポニチ 『 筒香が2試合連続2本塁打、ヤクルト山田に3本差

 また、相手先発、小川の過ぎるほどの警戒が3回の得点に結びついたのは明らかで、その点でも筒香は(少なくとも現在の筒香は)真の4番と言える存在になったと言えるでしょう。

 話が前後してしまいますが、微動だにしない打席での構え、不調時には身体が持っていかれてしまう傾向のある外角球、あるいは回転軸を傾けようとする遅い球の見送り方、その全てに『打ちそうな雰囲気』がぷんぷんしています。これ、プロ入り以来最高の状態なんじゃないでしょうか。

 あとはこれが(いや、こんな最高潮はいつまでも続くものではないでしょうが)どのレベルで、どこまで続くか、ですね。


 それと試合展開上、4回の1点は実に大きかったと思うんですね。0-1から1-1に追いついた直後、すぐさま1点を失ったそのまたすぐ後でしたからね。ここでしつこく再び追いつけたことが、その後の展開に繋がっていきましたし、そういう意味では先頭の石川が甘い球を見逃さずに放った二塁打は隠れた殊勲打であったと思います。

 足の状態がまだ万全でないのだろう宮崎と入れ替わって出場している石川が、こうしてきっちりと仕事をしてみせるあたり、チーム全体の状態も段々と良い方向に向かいつつあるのでしょうか。投手陣は正直ちょっと(かなり?)心配ですけどね。それでも昨年の後半戦の雰囲気とはかなり異なっている様に感じます。


 本当はまだまだ書きたい事があるのですが、今日は観戦終了が遅くなってしまったのでこの辺で失礼をば。次は明後日からのジャイアンツ戦となりますが、井納、石田のオールスター組の登場となります。そして最後の一枠、果たして誰が投げる事になるんでしょうね。攻撃陣にはこの勢いをそのまま横浜に持って帰ってもらい、再びの強力援護を期待したいと思います。




posted by omune at 02:10| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 野球、スポーツ | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 おはようございます。

 「野球とは失敗することのほうがはるかに多いスポーツである。」(ボブー・バレンタイン)

 主に打撃についての言葉ですが、それでも「ヒットを打たなければいけない場面」というのはあります。筒香は「打たなければいけない場面」ではもちろん高い確率で打ちますし、それを超えて「打ってほしい場面」で打つことができます。しかも本塁打を。20年に一人の、漫画のようなと言うよりも漫画のモデルになるような選手です。

 そこまではいきませんが、エリアンの2度目の満塁での打席は犠飛ではだめで、安打以上がノルマでした。あそこで打てないとチームにもエリアンにもダメージが大きかった。そしてエリアン走者一掃の2塁打の直後の梶谷の打席。これは梶谷本人にとって大事でした。調子は悪くありません。この状態で打てないと少しずつおかしくなっていきます。梶谷はもちろんわかっていてちゃんと打ちました。「一流の証」みたいなものです(梶谷は3番としても、本人の能力からしてもまだぜんぜん物足りませんが)。

 倉本は現状、インコースを引っ張れない、というかなり大きな技術的欠陥があります。彼はその欠点を逆方向にファールで逃げることによって必死にカバーしています。
それだけでもたいしたものですが、昨日はインコースを逆方向にヒットにしていました。これは、引っ張るよりも一段上の技術です。まだたまたまでしょうが、偶然だけではできません。わが軍でも屈指の「練習の虫」である倉本。来年はさらに大きく化ける可能性が大です。

 熊原は本人の能力からするとまだまだですが、ちゃんと勝ち運を持っていました(6回表に点が入らないと勝ちがつかなかった)。一安心です。5回裏のピンチで山田を三振に取りました。あれが筒香の25号を呼んでいます。打者と同じで、「勝てる投手」ならああいうところはきっちり抑えないといけません。三振という最高の形でしのいだから、主砲が本塁打という最高の形で応えたのです。ストレートだけでも最速150KMは出るはずで、1勝したことでもっと良くなる可能性が高いです。
Posted by リチャード佐々木 at 2016年07月21日 06:53
 リチャード佐々木様、こんばんは。

 筒香についてですが、ここ数か月で加速度的に調子を上げてきましたね。ただ、本当にここから実績と信頼を何処まで積み重ねていけるかが(無論、今のままでもとんでもない打者なのは素人目にも明らかですが)重要になるのではないかと思います。果てしなく突き抜けていって欲しいものですね。

 倉本は自分がチームの中で、というよりもプロ野球界で生き残っていく術を相当に考えたのでしょう。そしてその結果は現在の成績が如実に表していると思います。

 守備の安定感も昨年とは雲泥の差だと感じますし、彼の成長はチームにとって大収穫ではないでしょうか。遊撃手のレギュラーを生え抜きで得られた(得られそうだ)というのは、チームの今後を考えるに非常に大きいと思います。セカンドの方は、さてさてどうなるでしょうね。



Posted by 大宗 at 2016年07月21日 23:48
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